こんにちは、じょぶでございます。
今回から続きものの記事を書いてみようと思います。「ゲストとしてお呼ばれしたホテルウェディングに紺ブレを着用したい」というテーマで、私がどのように今回のコーディネートを考えてきたのか。私の頭の中身を見せていきたいと思います。
調べた時間も膨大、内容も膨大であるため「勉強編」「購入編」「お直し編」「参列編」と4部構成でやっていきたいと思います。
30代でジャケパンスタイルを考えている方、参列にスーツ以外の選択肢を考えている方の参考になれば幸いです。
・紺ブレザーで結婚式出席はマナー違反ではない!
・ただし、生地やディテールには注意が必要
・歴史を学び、スーツに負けないフォーマルなブレザーコーデで結婚式に参加しよう!
企画のきっかけ

友人の結婚式に5月に参加する予定があり、久々のスーツ着用にわくわくしていていました。
しかし普段着ているスーツがやや窮屈に感じるようになってきていて(仕立てた頃から5キロほど太った)、本音では新調したいところでしたが、年に数回しか着ないスーツを何着も買えない懐事情もあり、うじうじしているうちに4月になってしまいました。
スーツよりも汎用性が高く、かつフォーマル感も出すことができるものはないか…
そこで閃いたのが紺ブレという選択肢でした。
最近アメトラに興味が出てきたため、この機会に以前から気になっていた紺ブレについて調べ、実際に購入し、結婚式で着用した時の感覚などを記事にまとめていきます。
今回は歴史勉強編です。
スーツやドレスコードの歴史

スーツを着用する際はマナーを知ることがとても大切です。どのような経緯でこのようなドレスコードが生まれたのか、簡単に振り返ります。
スーツという服は、もともとは豪華すぎる貴族の服装を規制するために17世紀頃に英国王の命によって誕生したとされています。
当時はマナーというより法律として厳格に着用する服装が規制されていたと想像することができますね。
そのような背景から現在も残っているマナーとして、場所の格式に合わせて「正礼装(モーニング)」「準礼装(ディレクタースーツ)」「略礼装(ダークスーツ)」といったドレスコードが設けられています。
このように歴史を振り返ることで、その服が持つ特性、ドレスコードを知ることができます。
以上のことから、結婚式のような格式の高い場面での服装は「おしゃれのために服を着る」のではなく「私はマナーを守って敬意を表しています」や「私はマナーを重んじる品格がある人間です」と言った意思表示を行う意味があるのです。
こういった場面で服装にオリジナリティを出すことは「ああ、この人は式を大切にしてくれないんだ」もしくは「学がない、品がない人だ」と相手に思われてしまいます。
紺ブレの特徴

では、紺ブレはどのような歴史で生まれたのでしょうか。
詳しくない方には「ただのスーツの上着」「高校生の制服」として映っているかも知れません。私も正直最近までそう思ってました。
紺ブレ(ネイビーブレザー)の特徴
- メタルボタンを使用している
- シングルブレストは段返り三つボタン、フックベント(センターベント)を採用している
- ダブルブレストは6ボタン仕様、4ボタン仕様があり、後者のほうがスポーティとされる
- ポケットはパッチポケット仕様が一般的
- 素材はウールサージ(丈夫)、ポップサック(通気性)といった機能性重視のものがよく採用される
このあたりが特徴です。一番上のメタルボタン以外は結構自由な印象がありますので「メタルボタンを付けたテーラードジャケット=ブレザー」を基本として、各ブランド、テーラーがこだわりのディテールで仕立てている印象です。
紺ブレの歴史とドレスコード
先ほどのスーツ同様、その歴史やルーツを知ることで、ブレザーが持つドレスコードを深堀することができます。
ブレザーはシングルブレスト仕様とダブルブレスト仕様でルーツが違うとされています。
シングルブレストのブレザーのルーツ

シングルのブレザーは19世紀のイギリスケンブリッジ大学のボート部が着用していた燃えるように赤いジャケット(燃える=Blaze)が由来とされています。
よって、由緒ある学校の制服、スポーツウェアとしてのイメージがついています。
ダブルブレストブレザーのルーツ

ダブルのブレザーは英国海軍にルーツがあるとされています。軍艦のBlazer号に乗船していた水兵の制服が紺色、メタルボタン、ダブル仕様(海風を防ぐため)といった特徴を持っていたといいます。
よって、軍服、制服、重厚といったイメージがついています。
紺ブレのドレスコードについて
以上の通り、ブレザーにはカジュアル、スポーツといったイメージだけでなく、制服といったフォーマルなイメージもあるため、ドレスコードとしては非常に幅広い場面で活躍できるといわれています。
しかし、同じブレザーという名前ですが、その仕様によって性質が異なってきます。
服の素材、仕様、紺色の濃淡、ジャケット以外のアイテムの性質などで大きくドレスコードが変わってくる、というところは注意しないといけません。
使われる素材、生地とその特徴

生地の選択は非常に重要です。
上記の通り、ブレザーはカジュアルにもドレスにも着用できるアイテムです。そのため、生地の性質が変わるとジャケットの性質も変わります。(これはスーツでも同じですが)
生地選択のルールは以下になります。
光沢があるほどドレス(フォーマル)、凹凸が多いほどカジュアル
基本的には光沢感のあるウール素材が使われます。
その織り方によって快適性、格式など性質が異なるというイメージです。ウール以外の素材は光沢が少なく凹凸が大きいため、すべてカジュアルジャケット扱いになりますので、ホテルウェディングのような格式高い場面では不向きとなります。
ここでいうカジュアルというのは、ホテルウェディングという場面では、という意味ですので、ゲストハウスでの利用やビジネスの場では全く問題ないかと思います。
以下によく使われるスーツの素材をまとめておきます。
春夏向きの素材・生地
①モヘア・ウールモヘア
シャリ感、清涼感のある素材。ウールが多く配合されているほうがフォーマルとされます。高級感もあるけどモヘアが希少なため高い。ホテルウェディングに最適。
②トロピカルウール
ウール素材を平織した薄手の生地。光沢感もありつつ通気性もあるため夏のスーツやジャケットのメジャー生地。ホテルウェディングに適しています。
③フレスコ
ウールの平織というのはトロピカルウールと共通であるが、強撚糸という太い糸を使っているためトロピカルウールよりも目が粗い。通気性と耐久性が特徴。凹凸が強くややカジュアル向き。格式の高いホテルウェディングにはやや不向きですが、リゾート婚やガーデンウェディングといった屋外主体の結婚式、ゲストハウスといった会場には向いています。
④ポップサック
斜子織り、バスケット織りという織り方。名前の通り麻袋のような生地で、通気性、肌触りのよさが特徴。かなり凹凸感が出るためカジュアルな生地とされる。結婚式には不向きですが、ゲストハウスでの結婚式や二次会への参加には問題ありません。
秋冬向きの素材・生地
今回は春夏生地で探しますが、今後のために秋冬素材もまとめておきます。
①ウールサージ
綾織りの生地。丈夫なためビジネス用スーツとしてもおすすめ。控え目な光沢感と凹凸の少なさが特徴。厚手であれば秋冬用となるが、薄手のものは3シーズン着れる生地。
②サキソニー
セミミルド仕上げ(弱起毛)が特徴。ウールサージと後述のフランネルの中間。フランネルより細い糸を使用しているため軽く、適度な光沢感がある。季節感を出しつつドレッシーな場面でも着用可能。
③フランネル
しっかり起毛しているのが特徴。光沢感は少なく、暖かさとクラシカルに全振り。古着好きな自分としては非常に気になるところではあるが、結婚式のようなドレッシーな場面には不向きか。
メタルボタンのディテール

メタルボタンの紋章と金ボタンの歴史
海軍、ボート、制服といった歴史から、メタルボタンには紋章(エレメント)が入ることが多いです。
よく見られるのは、海をイメージした錨(イカリ)柄、大学の校章としてよく使われた楯柄が多いです。このような紋章であれば歴史的な裏付けがあるため不敬には当たらないとされます。
また、材質は歴史的にみると真鍮(金色のメタルボタン)がルーツとなっていて、光沢感が強いものがドレッシー(フォーマル)、ビンテージ調のくすんだ色合いはカジュアルとされます。
それでもシルバーのメタルボタンが適切な理由
ここまでは歴史的な背景を記載しましたが、実際に結婚式に参加するとなるとちょっとだけ話が変わってくると思います。
私が調べた限り、フォーマルな場面ではシルバーのメタルボタンのほうが適切であると思いました。
私は現在軍隊や学校に所属しておりませんので、無関係の何かしらの紋章をつけることは不要な装飾となります。
また、金色というのはかなり華やかな色になりますので、目立つ装飾になると思います。先述のスーツのドレスコードが生まれた背景を考えても金のボタンをつけることは矛盾すると思います。
無駄な装飾を抑えるという意味合いで、メタルボタンの色はシルバー系で紋章の入っていないメタルボタンが適切なのではないかと思います。
もちろんトータルコーディネートが大切

今回はブレザーの基本知識についての学びでしたので、詳しくは次回に回しますが、やっぱり合わせるアイテムが非常に重要です。
ただでさえブレザーはスーツと比べるとスポーティ、カジュアルといったイメージがあるアイテムです。
合わせるワイシャツ、スラックス、革靴はすべてフォーマルに寄せなければなりません。
まとめ:装いは相手への敬意を表す
いかがでしたでしょうか。
今回の記事ではスーツの歴史やブレザーのルーツを辿ることで、格式の高い服とはどのようなものなのか知ることができたと思います。
結婚式にきちんとしたドレスコードで参列するということは、相手への敬意を表す行為ということが分かったと思います。
結婚した友人に対して、最大限の賛美を込めて、出席のコーディネートを考えていきたいと思います。
次回は実際に選んだ商品と、選んだポイントを共有していきたいと思います。

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